ちゅん太の中学受験ブログ☆

2024年の合格目指して、日能研で学んでいきます!

『翼の翼』 今読んで良かった

巷で話題の、『翼の翼』を読みました。


以下、あらすじは詳しく書かないつもりですが、多少ネタバレするかも知れないので、これから読まれる方はお気をつけてお読みください。



------------------------------------------------------------------📖


『翼の翼』、結構重い内容でした。。


我が子への期待や愛情が、親の見栄や不安、コンプレックスであっという間に変形して、教育虐待と呼ばれてもおかしくない状態に変わっていく。


親子の受験と言われる中学受験だからこそ、陥りやすい、ずるずる引きずり込まれる底なし沼のような世界。


あと〇点取れば、クラスアップできた、とか。


〇校に行くためには、睡眠時間を削ってでもこのスケジュールで勉強しなきゃとか。


同じ小学校の〇くんにだけは負けたくないとか。


皆が憧れる〇校に合格させた親だ、と羨望の眼差しで見られたい、とか…


親の勝手な思いを背負わされて、子どもが逃げ場を無くして、子どもとして生きることすら難しくなるようなところまで追い詰められる。

それも、いつの間にか。

親が良かれと思ってしたことに、子どもも一生懸命応えた結果として。


何よりも怖かったのは、そういう見栄や不安が自分の中にも確実にあって、ゼロにはできないと認めざるを得なかったことです。



まだまだ幼い小学生を受験させるためには、親主導でやらなければならない場面もどうしても出てきますが、「我が子の幸せのため」が、いつの間にか自分のためになっていないか、本当に我が子はそれで幸せか、常に自問自答しながらやっていこうと改めて思いました。


結果はどうあれ、中学受験を子どもにとって良いものにするために、この本を今読むことができて良かったです。

×

非ログインユーザーとして返信する