日能研から難関校受験 ふり返り②
日能研から難関校を受験した我が家。
思いつくままに、振り返って、好き勝手な個人的意見を述べてみる第2弾です。
あまり信じすぎないでください😅
③日能研偏差値の解釈
6年生になると、できる子とできない子の差がこれまでよりも大きくなるので、成績上位の子がこれまでと同じくらいの順位だとすると、偏差値は自然と上がります。
ちゅん太も、日能研偏差値で見れば、第1志望校のR4を上回り、まるで心配がないかのように見えました。
でも、過去問はそんなに安心できるような点数ではありませんでしたね。合格最低点に届かないこともしょっちゅう。
その集団での立ち位置と、入試問題が実際に解けるか、ということは、必ずしもイコールで結ばれていません。
とはいえ、偏差値に意味がないかといえば、そんなことはなく、奇跡の合格やまさかの残念もありますが、やっぱり偏差値通りに合否が決まることは多いです。
ですが、ですが、偏差値の解釈には注意が必要。数値をただ鵜呑みにするのは危険で、偏差値の中身を見る必要があると思います。
・理科、社会だけで大きく稼いだ偏差値ではないか?
・極端にできる科目、できない科目がないか?
・難易度が低いときだけ順位が上がってないか?(つまり難問は解けないのではないか)
・同じ科目でもできる分野に偏りがないか?
偏差値が足りていたとしても、上記のような傾向があれば、本番ではコケてしまう可能性が大です。やはり、4科バランス良くできる子は強いと思います。穴がない子。
また、偏差値は高くても、いつも難易度が低い問題を無難にこなして稼いだもので(それも大事ですが)、正答率10%以下の問題は全然解けていないなどとということなら、やはり最難関校は合格しないと思います。なぜなら、最難関校入試では、日能研で正答率10%以下くらいの難問ばかりが並ぶことも多いし、最難関校受験者の中にはそういう問題を軽々解く子が沢山いて、それらは捨て問ではなく、むしろ合否を分ける解くべき問題となることが多いからです。
日能研の公開模試はどうしても万人向けで、最難関受験者には簡単な場合が多いので、平均点が高い回などは特に、上位争いはケアレスミス勝負になってしまう場合もあります。
(もちろん、それでもある程度の立ち位置は確認できますが、盲信は危険という意味です。)
もっと難易度が高いサピックスの学校別模試などを複数回受けて、しっかり同じ学校の志望者の中での立ち位置を確認したほうがいいですね。
それから、日能研の偏差値は、68以上くらいになると、母数が少なくて、正確ではない場合がある気がします。だって筑駒と開成の偏差値が同じって、おかしいですよね。
そこで、我が家では、偏差値以上に常に順位を気にしていました。
最難関をねらうなら公開模試受験者11000人くらいの中で50番以内はキープしたいとか、N65くらいの学校を狙うなら500番以内にはいたい、とか。。
ここ数年、日能研からその学校に合格した人数などを調べて、順位の目標は持っておくと分かりやすいと思います。